ゲームオブスローンズを語るブログ

ライサ・タリーがしっかりしていればゲームオブスローンズは始まらなかった!?

time 2018/04/04

ライサ・タリーがしっかりしていればゲームオブスローンズは始まらなかった!?

本記事は海外の連続テレビドラマゲームオブスローンズのネタバレを含んでいます。

まだ見ていない方はバックしていただくか、シーズン4までゲームオブスローンズを観ていただくことをお勧めします。


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ライサ・タリー アイリー城(高巣城)の未亡人

画像引用元:https://warnerbros.co.jp/tv/gameofthrones/cast.html

ライサ・タリーは、ウェスタロスの諸名家の1つ、リヴァーランドのタリー家(地図上の水色・鱒の紋章)の出身。

父はタリー家当主のホスター・タリー。姉に北部総督エダード・スターク(地図上の灰色・狼の紋章)に嫁いだキャトリン・タリー。弟にタリー家を継ぐことになるエドミュア・タリー。そして、叔父にブラックフィッシュ・サー・ブリンデン・タリーがいる。

ロバートの反乱の時に、ライサ・タリーはアリンの谷間(ヴェイル)の守護者・東部総督のジョン・アリン(地図の青・ハヤブサの紋章)に嫁ぎ、子のロビン・アリンを儲ける。

ウェスタロスの地図 画像引用元:https://quartermaester.info/

ライサ・タリーはゲームオブスローンズ冒頭のキーパーソン

ゲームオブスローンズの冒頭は、北部総督エダード・スタークが、友でありウェスタロスの王であるロバート・バラシオンの求めに応じて、故郷であり本拠地の北部(地図上の灰色・狼の紋章)を離れ、王都キングズ・ランディング(地図上のオレンジ・鹿の紋章)に向かうことから始まる。

北部総督エダード・スターク

ウェスタロスの王ロバート・バラシオン

画像引用元:https://warnerbros.co.jp/tv/gameofthrones/cast.html

ではなぜ、エダード・スタークは北部を離れ、キングズ・ランディングへ向かったのだろうか。

七王国の王ロバート・バラシオンからの要請に応じて

つつがなく北部総督としての任を務めていたウィンターフェルのエダード・スタークのもとに、ウェスタロスの王であるロバート・バラシオンが直々に行幸してきた。

「ネッド(エダード・スタークの愛称)、お前しかおらん」

王であり友ロバート・バラシオンからの『「王の手(王国の宰相の地位)」に就き、俺を助けてくれ』という要求に懊悩するものの、エダード・スタークは期待に応えることになる。

王ロバート・バラシオンの求めに応じ「王の手」就任を受諾するエダード・スターク
画像引用元:amazonプライムビデオhttps://www.amazon.co.jp/Prime-Video/

「王の手」就任打診は前任ジョン・アリンが死んだため

しかし、なぜエダード・スタークが「王の手」に就任を求められたのかというと、前任の「王の手」であるジョン・アリンライサ・タリーの夫)が死んだからだ。

「王の手」の座が空いてしまったからこそ、ジョン・アリンの代わりとして、エダード・スタークに白羽の矢が立った。

ライサ・タリーからキャトリン・タリー・スタークへの手紙


不審死を遂げた「王の手」ジョン・アリン
画像引用元:amazonプライムビデオhttps://www.amazon.co.jp/Prime-Video/

ウェスタロスの王ロバート・バラシオンがエダード・スタークに「王の手」就任を打診するのと時を同じくして、死んだ「王の手」ジョン・アリンの妻であるライサ・タリーから、実姉キャトリン・タリー(エダード・スタークの妻)宛に遣いガラス(手紙)が届く。

『夫である「王の手」ジョン・アリンの死は毒殺だ。おそらくラニスター家(地図上の赤 獅子の紋章)によるものだろう。身の危険を感じ子供とともに王都キングズ・ランディング(地図上のオレンジ・鹿の紋章)から、アイリー城(地図の青・ハヤブサの紋章)へ逃げ出した。』

という容易ならぬ内容だった。ジョン・アリンは、アイリー城で育ったエダード・スタークにとっては(ロバート・バラシオンにとっても)実の父以上の存在だった。

エダード・スタークは「王の手」になることを必ずしも喜んでおらず、またライサ・タリーからの手紙に書かれている内容(ジョン・アリンがラニスター家により毒殺されたこと)を鵜呑みにはしていなかったが、妻キャトリン・タリーが

「妹ライサ・タリーが危険を冒してまでウソの手紙を送るはずがない」

と言ったことが、大きく影響している。

エダード・スタークの決断

エダード・スタークは友である王ロバート・バラシオンとの関係(友人としても、臣下としても)、毒殺されたとみられる「王の手」ジョン・アリンとの関係、そしてその謎に迫るため、王の求めに応じ、キングズ・ランディングへ出向くことを決める。

この決断から、ゲームオブスローンズの物語は幕を開ける。

【注意】ここから壮大なネタバレ

ここからはゲームオブスローンズのネタバレを含んでいます。

まだ見ていない方はバックしていただくか、シーズン4までゲームオブスローンズを観ていただくことをお勧めします。


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ライサ・タリーはピーター・ベイリッシュに操られていた

ライサ・タリーは、王国の財務大臣であるピーター・ベイリッシュを熱烈に愛しており、彼の言うとおりに操られていた。(小説によれば若いころに妊娠・堕胎までしているらしい。そしてピーター・ベイリッシュはライサ・タリーを愛しておらず利用しているだけ。)

ライサ・タリーは愛するピーター・ベイリッシュの指示に従い、夫である「王の手」ジョン・アリンを毒殺し、あろうことかそれをラニスター家の仕業だという内容の手紙を、姉キャトリン・タリーへ送った

もし、ライサ・タリーがピーター・ベイリッシュの要求を撥ね付けるほどしっかりしていれば、

・「王の手」ジョン・アリンはこの時点では死亡しなかった

ことになり、ゲームオブスローンズの物語は幕が上がらなかっただろう。

ただし、遅かれ早かれジョン・アリンは死んでいた

ただ、ピーター・ベイリッシュに唆された妻ライサ・タリーに毒を盛られなかったとしても、ジョン・アリンは死んでいただろう。

「王の手」ジョン・アリンは「王国を揺るがす秘密」の真相に近づき、行動に移しつつあり、それはラニスター家(とりわけ王妃サーセイ・ラニスターと「キングズガード(王の盾)」ジェイミー・ラニスター)の許容するところではなかったからだ。


王妃サーセイ・ラニスター(右)と「キングズガード(王の盾)」ジェイミー・ラニスター(左)
画像引用元:amazonプライムビデオhttps://www.amazon.co.jp/Prime-Video/

ライサ・タリーの存在によりゲームオブスローンズの物語は幕を上げ、エダード・スタークおよびスターク家の人々、ひいてはウェスタロス全体を巻き込む動乱がはじまることになったが、結局ライサ・タリーがいなかったとしても少し時期が遅れるだけで、逃れがたい運命だったのかもしれない。

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